絵馬に見る人の希望

新しい年。これからの365日に対して人々は、様々な希望を抱く。そしてそれを叶えようと、人は一枚の板に希望をのせる。

そんな希望が、集まる場所─。


というわけで、明治神宮に行ってまいりました。別に神社を信仰しているわけではないので、とりあえず鳥居はオールスルーしてきました。目的はあくまで絵馬ウォッチングであります。

ところがその絵馬までたどり着くまでが大変でした。後で知ったのですが、三が日までの明治神宮への参拝者の数は、およそ300万人に及びます。もう見渡す限り人だらけで、御社殿までの列が進みません。列に並ばずに、経路を逆流して絵馬のところまでいってやろうと思ったら、整備の警察の人に怒られました。携帯で連絡をとりながら友達を探すふりをして再トライするも、あえなく撃沈。結局クソ長い列に並ぶはめに。絵馬にたどりつくまでに2時間くらいかかってしまいました。(ルール違反はダメってことです)

「私がどこに居るかわかるでしょうか!」

「お賽銭をするなら私のいる右側がすいております!」

「どうぞ私についてきてください!」

「私を信じてください!」

と大声で叫んで整備していたお巡りさんが印象的でした。

お賽銭を拾ってやろうかと思いましたが、これも警察の人がいてできませんでした。来年行くことがあったら、靴のウラにガムテープ張って行こうと思います。(いや、ネタですよ?やりませんよ?)

そんなわけで、そろそろ絵馬ウォッチングへまいりましょうか。絵馬の購入には1000円かかるせいか、皆さんはっちゃけきれてなかったような気がしますが。皆の2004年の希望を見てまいりましょう。



1:短い願い事

「○○大学合格」

これはもうダントツで多かったです。時期が時期ですからね。字の汚さで勝手に合否を心配してみるのは失礼だったでしょうか。


「もとむ嫁!世界平和!」

でっかくこれだけ。格差が…。でも世界平和を祈る絵馬は非常に多かったです。やっぱり神社だとそういう気持ちになるんでしょうか。


「再就職できますように」

不景気の影響は絵馬にも…。頑張ってください。


「○○ビルがGETできますように」

何のお仕事ですか?ちょっと歩けば新宿なのが、裏のドロドロを感じさせる。


「I wish fou〜」

外国人の参拝者が多いので、英語の絵馬がけっこうありました。神様は英語が分かるのでしょうか。


「俺の時代がきますように」

うん、くるといいね☆(無表情で)


「今年はちゃんとした一年がすごしたい!」

去年なにがあったんでしょうか。非常に気になります。願い事の全体的な傾向として、「今年も〜」の幸せ継続系と「今年こそは〜」の不運返上系に真っ二つにわかれているのが目立ちました。僕は後者です。


2:ちょっと長めの願い事

「1月1日を自分にとって最後の日だと思って大切に過ごせますように」

1日限定の願い事です。365日中1日だけでいいという欲の無さがステキ。絵馬はお金がかかり、書くスペースも広い分、長い願い事が目立ちました。


「宝くじ一等、ナンバーズ一等、ミニロトが一等、ロト6が一等になりますように」

欲張りすぎです。


「少しでいいから、まっとうな、すなおな人間になれますように」

すごく力の無い字で書いてありました。


「『H×H』と『テニプリ』のコスプレ仲間が増えるように。新しいコスプレ衣装が完成できますように。ハンターネーム〈あゆピカ〉

すごくイキイキした字で書いてありました。頑張ってください。(凄く優しい目で)


「今年はbPを目指しながらも、常にONRYONEでありつづけたい」

うん、とっても、…素敵ですね☆


「もう迷わないもう逃げない不恰好な足跡でもいいこの一歩を踏みしめて歩いていこううつむかず振り向かず…」

さらに痛、…素敵です☆


3:偏った願い事

「祈願森田剛へとどけ!」
「少しでも早く剛くんに近づけるように」
「今年も剛君にたくさん会いたい。剛君にとってよい一年になりますように」

剛君大人気です。なぜかは分かりませんが、森田剛に対する想いを込めた絵馬が大量にありました。短冊の時多かったキムタクや堂本は1つも見つからなかったのに、剛君ファンは大量発生。な、なぜだ…。


4:画像で見る絵馬




絵馬は料金1000円がかかっているため、短冊よりも冒険が少なかったのですが、そのなかでも頑張ってくれる人が。素敵です。




イラストレーターになれますよーに!




イラストレーターになれますよーに!


落ち着いたお猿さんがシブく描かれていると思います。顔から足が生えてるように見えるのが斬新でカッコイイですね☆




にゃにゃにゃーにゃ


そんなオマエが大好きだ。




絵馬ウォッチングをしていて、気がついた短冊との大きな違いが一つありました。


カップルの絵馬多すぎ。


短冊の時も無くはなかったのですが、量が違いました。まぁカップルの参拝者が多いなんて分かってたことなんですがね。だいたい境内なんてカップルだらけでしたし。男1人で来てるやつなんか僕くらいだってのアハハハハハハー!(笑いながら吐血)

とにかくスペースを半分に分けたカップル絵馬がムチャクチャ多かったです。ええ、大丈夫です(なにが)。目に付いたものは片っ端から裏返しておきました。



基本的に占いとか信じないのですが、凶とかでたら面白いなぁと思っておみくじを引いてみました。結局明治神宮のおみくじは、吉とか凶とかいう判別をするものじゃなかったので、ちょっとガッカリ。(ちなみに「過ぎたるは及ばざるが如し」だそうです。頑張りすぎるなってさ。)

しかしここで思い出したんです。「おみくじの厄は木の枝に結ぶと祓える」っていう話を。見ればおみくじを結ぶための紐が張られています。なるほど、ここに結べば厄を払えるということか。

…。




手書きで「悪熊」




どうか!



どうか今年は呪いから逃れられますように!こればっかりは神頼みでもしないと逃れられそうにありません。いやマジでお願いします。



いかがだったでしょうか。短冊よりネタに走っているものは多くなかったですが、絵馬には独特の面白さがありました。お金がなかったので、自分では絵馬は書けなかったのですが、ウォッチングしているだけで、幸せな気持ちになりました。

どうか皆の夢が叶うように。絵馬に乗った思いが、神様に届きますように…。



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