短冊に見る人の夢 〔5〕

2006年7月7日は曇りでございました。晴れじゃないと会えないという2人、一年に一度のワン・ナイト・ラブをおあずけくらって織姫と彦星もさぞ欲求不満でありましょう。それでも七夕はやってきます。2人のことなど知らんとばかりに、地上の人間は自らの夢・希望・欲望を短冊にぶつけ、星に願いを託します。2人はそれぞれに自分の身体を慰めるのに忙しくてそれどころではないと思いますが。もう「彼女といつまでも一緒に」とか書いた短冊が彦星のところに届いたら大変ですよ。積極的に性処理に使用され、なんとなくネバネバした願い事になることうけあいです。

さて、今年で5回目になる短冊ネタですが、今回は色々と特筆すべき点がございます。まずは、ご存知の方も多いと思いますが、超大手サイト「僕が見た秩序。」さんが、同じようなネタをやっていらっしゃるということ。いやこれはとんでもないプレッシャーですよ。テキストサイトを知っていれば誰もが見ているようなサイトですからね。ヘタしたら「僕秩のパクりだ」とか言わる可能性さえあります。そんなわけでとりあえず、

僕はこれ始めて5年目です。

それだけは強く声を大にして言っておきたい。どうぞよろしくお願いします。それとあまり比べないでやってください。

それともう一つ。今までの短冊ネタでは、主に文字で短冊の内容をレポートしてきましたが、それではインパクトが薄いし、あまり面白さが伝わらないのではないかと思えてきました。最近、貰い物ではありますが、デジカメも手に入れましたし、ここはひとつ、すべて画像でいってみようと思い立ちました。容量は重くなるかもしれませんが、ご了承ください。

というわけで、今年もいってみましょう、短冊に見る人の夢パート5。いつもの駅前の笹、そこに広がる、夢と希望と欲望の目くるめく世界へ。





画像で見てみよう色んな短冊





「会社が買収されませんように」

いきなりリアルすぎです。頑張れ日本の中小企業。







「オチンコが大きくなりますように」

字を見ると小学生が書いたようなのですが、まさかのオチンコ発言。いやしかし男性にとっては永遠のテーマでございます。







「アソコがアアなるように」

上の願い事のすぐ近くにあったのですが、コチラはなんとなく濁して書いてあります。アソコ、というとどうしても女性のそれを連想しがちですが。そう考えるとドキドキがとまりませんね。







「ジャンプ200円にして もともと200円だよ」

そうでしたね。字を見た感じ小学生なので、この子自身はその時代を知ってそうでないのですが。







「ムッツリーズの世界せいふく」

達成できそうにない団体名です。







「にゃ〜ネコになるぜ」

頑張れ。







「女を抱く」

ザ・直球。でもたぶん今年の織姫・彦星は叶えてくれないぞ。







「●●と○○がアナル童貞を捨てた」

そんな報告はしなくていいし、どれだけ特殊な性環境にいるんだ。






「おっぱいいっぱいもめますように」

男の永遠のテーマその2でございます。韻もふんでいい感じ。






「急にボールが来ませんように 元日本代表 柳沢敦」

ここまで精神的に追い込まれていたのか柳沢。サッカー選手として致命的な願い事です。







「リーゼント」

すればいい。お星様に許可を取る必要はありません。






「長野先生とオホモだちになりたい by━━」

長野先生危うし!最初普通に名前を書いてしまったのか、あとで自らの衝撃の告白に気付いて消してますね。







「短冊増やせ!!ゴルァ!!」

笹に結んである短冊が多すぎたため、途中で短冊の配布が終了していたのです。でも「増やせ」って短冊に書くなら願い事書けばよかったのに。







「頭が今の百億倍よくなりますように」

確かにすごく頭悪そうな文体だ。







「必ず『生還』」

生きろ!







「つかまりませんように」

なにをした貴様。







「株で資産一億円」

毎年「宝くじで一億円」とかいう願い事が多いですが、今年は株系も多かった。同じ一億でも現実味がありますね。







「かずはブスです」

お星様にそんなこと報告しないでください。







「佳子が返品されないように」

お父さんの切なる願い。







「今年こそ優しくて、背高くて、おしゃれで、あまりしゃべらないけど面白い彼氏ができますように」

注文難しすぎです。







「美少年萌え〜」

ショタんざく。







「放置プレイ」

どういうことだ。







「今月中にSEXしたい」

頑張れ!







「どうかガンではありませんように」

がががが、頑張ってください!







「お腹すいた」

それはママに言え。








「じゅけんが消えますように」

現代小学生の悲痛な叫び。







「じゅけんなんてこの世にあって何にやくだつんだー消え去れー」

悲痛な叫び・2







「早く一億円が当たりますように」

当たるの前提か。なにその自信。







「不老不死でいるぞ!」

「不死になりたい」と星に頼らず、自らの力で「いるぞ!」と決意しているところが力強いですね。







「しょうなんしんじゅくらいん にのれますように」

きっと乗れるよ。







「おりがみ」

だからなんだ。







「どうでもいい」

じゃあ書くんじゃねぇ。







「愛という意味が理解できますように」

この短冊を恥ずかしげなく掲げる心の強さがあれば大丈夫です。







「早くレベル6になれますように」

レベル5のまま止まったロールプレイングゲーム。(たぶん違う)







「キングになれますように」

夢は大きく一国の主。







「K・Sくんのおちんちん なおりますように バァバより」

K・Sくんのおちんちんになにがあったのか。そしてまさかの「おばあちゃんより」。







「童貞を卒業!」

この気持ちの強さと、堂々とした態度に、最大級の敬意を表します







「・・.∴‥:∵」

点字の短冊でございます。なんと書いてあるのかはわかりませんが、きっと願いが叶うことを願ってます。世の中には本当に色々な人がいるのだと思い知らされますね。







「巨乳」

男性が書いたのか、女性が書いたのか、それによって受け取る僕の感情に大きな差が生まれるのですが。







「新撰組になれますように by土方歳三」

大丈夫、きっとなれますよ。それどころか副長くらいまで出世するかもしれません。







「いじめにあったので退部したい」

重すぎる…。







「おっぱいが大きくなりますように ○○ヒサヤス」

男!?Σ(゚□゚;)







「人間になりたい」

べム。いつだったかにも同じ願い事がありました。今もまだ人間になるために旅を続けているのでしょう。







「まんがになりたい」

漫画家ではなく、漫画になりたいという強い願い。スポーツ選手として大成すれば、マガジンあたりで「○○伝説!」とか言って漫画にしてもらえるぞ。異様に美形なキャラデザインもゲットだ。







「マメちゃんと付き合えますように」

付き合えるといいですね。ん? 下にホッチキスでなにかが?







「却下」

却下されてる!Σ(゚□゚;)

色恋沙汰のうらみつらみは恐ろしいですね。







「愛と単位」

後半で急激に現実を見つめていますね。







「白レバー」

だからいったいそれがなんなんだよ!







「デスノートが私の手に入りますように」

キラ予備軍ですよ。







「ミサイルダメだろ」

ダメだよね。でもわざわざノートを破いて作った短冊に書くことだろうか。織姫・彦星と外交の話をするつもりですか。







「今年の夏は黒さで頂点を極めたい」

頑張れ。







「毎日毎日同じ事のくり返しがおわり、すべてが変わるように
 もうつかれたよどうにでもなれ K,K 聖ユダへ」

いや、ここはお星様に祈るところなのですが。







「乳首マンが来ますように」

来るといいね!







「『究極』体になれますように」

たぶんフリーザかセルあたりが書きました。







「しずかちゃんと結こんできますように byのびのび太」

ドラえもん+星に願いを、で最強だ。








色んな短冊の結び方




7月7日24時の笹の様子。毎年のことですが、今年は特に多くの短冊が結ばれていました。もはや笹が見えない。そのため、新しい短冊の結び方がたくさん開発されていました。







短冊がないからって本の帯に書くな。







それは短冊じゃない。おみくじだ。







つなげすぎだ。







短冊がついていない飾りはひとつもなかった。







もう笹に短冊をつけるところがなくなって、柱に笹を結わいつけてあるヒモに挟み込まれている短冊たち。これが7月7日朝8時くらい。







7月7日24時時点の状況。もうなにがなんだかわかりません。







柱に貼り付けられた付箋やノートの切れはし。もはや短冊じゃない。別の変な宗教だ。








夢破れた短冊たち。落ちすぎです。「大学合格」とか書かれた短冊が落ちてるとかわいそうですです。「家族の健康」とか書かれた短冊も…。なんか悲しくなりますね。








短冊たちの結末


皆さん、今まで一度は笹に短冊を結んだことがあるでしょう。しかし、その後自分の書いた短冊がどうなるのか、それを知っている人は少ないはず。そこで今回僕は、7月7日深夜まで粘り、駅員さんが短冊を片付けるところを観察してまいりました。




24:00

七夕終了。それでも駅が閉まるまでしばらく時間があるので、短冊を見ながら待機。

ボー(゜д ゜ )




25:00

駅のシャッターが閉じる。短冊はうっすらとした光の中、取り残される。

ドキドキ(゜д ゜ )




25:05

駅員さん、バケツを持って登場

バケツ!?Σ(゜□ ゜;)




25:10

駅員さん約5人現れ、

短冊を

片っ端から引きちぎり

すべてバケツへ。





やめてーΣ(T□T;)




たぶん、気持ちのいい感じではないだろう、とは思ってはいたのですが、まさか笹から引きちぎられるとは。まぁたしかに、短冊のついた笹をそのまま捨てるわけにもいかないわけで。仕方ないのではありますが、ショッキングな映像でございました。

その後、バケツで持ち去られた短冊たちの末路は知りませんが、推して知るべし、といったところでしょうか。






今年のグランプリ

毎年、「これが最高」という短冊を選んで最後に紹介しております。去年は「妹と来世で結婚できますように」、3年前は「早く未亡人になりたい」でした。今回はもう勢いで選びました。グランプリ、発表です。










「やらないか?」

やらないよ!







どうもありがとうございました。今年もお星様と、笹・短冊を用意してくれた駅員さんに感謝しつつ、全ての願い事が、厚い雲さえ突き抜けて、きっと報われますように。お決まりのセリフでさようなら。

それでは来年も、ナイス短冊!




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